コロナウイルスと教会⑦ 「パンデミック」・「免疫」・「信仰」

 いまこそ知っておくべき「コロナウイルス」に関する4つの基礎知識 | WIRED.jp

 

コロナウイルス拡大がいよいよ、「パンデミック」認定がなされ、世界的に感染者が増大する事態となった。

 

様々な情報が広がり、不安や恐怖が高まっているが、本記事では個人としてできる対策について、私なりの「個人的」な見解を記してみたい。

 

私が感じるのは、これは病気全般について言えることだが、「治療ができるようにする」ことや、「感染しないようにする」ことも極めて重大な課題だが、

 

そもそも「ウイルスが体内に侵入しても、体内の免疫機構でそれらを退治できるようにする」ことにまさる解決はないと思っている。

 

「ウイルスに感染しないようにする」といっても、これだけ広がってくると社会や経済のある程度以上の停滞やクラッシュなくしては不可能であろう。

 

「ウイルスに感染しないようにする」ことだけに意識を使うなら、最も合理的なのは「人類全体が引きこもりとなる」ことということになるが、

 

「引きこもっている間に別の病気になったり、お金がなくなって別の問題が生じる」こともありえる。

 

ある程度以上、経済や社会、人間の動きをまわしながら、なおウイルスが次第に消えていくには、「一人ひとりの肉体の免疫が高まる」ことが最も重要だろう。

 

同じウイルスがある人には感染して発症し、別の人には発症しないのは、各自の人体の「免疫力」の差異によると考えざるをえない。

 

そこで「免疫力を高める」ために、個人的に学びと実践を繰り返して、非常に有効だったことを以下に列挙してみるので、ご参考にしてください。

 

こういったことは動画でも公開しているので、関心のある方はユーチューブで検索してみてください。

 

なお、これらは「キリスト教神学」とは関係ないが、生活上の実践的な知恵としてシェアさせて頂く。

 

私も以下を実践するようになってから、牧師にとって「健康リスクがヤバい」ダントツの季節である「クリスマス」も、健康で過ごせることが多くなってきた。

 

 

・睡眠時間は自分に必要な分を確保し、絶対に減らさない。どんな対策をしても、睡眠時間が減ると免疫はがた落ちになる。「夜更かし」が最も悪い。

 

・日光浴(素肌に30分以上浴びる)。

 

・乳酸菌を習慣的に取る(ヨーグルトやカルピスなど、とりあえず乳酸菌ならなんでもいい)。

 

・炭水化物は玄米か、100%麦ご飯、オートミールだけにする。玄米や麦ご飯等が嫌なら、可能な限り炭水化物の摂取を減らす。あらゆる糖質も、取り過ぎないようにする。「満腹になる」ことを可能な限り避けるようにする。「満腹」になると、免疫的にはかえって脆弱になってしまう。

 

・ナッツ類、魚介類などから、「不飽和脂肪酸」を習慣的に取る。これは精神的健康のためにも必要。

 

・筋トレや散歩など、適度な運動を続ける。

 

・呼吸法で自律神経系をリラックスさせる。

 

・勉強も仕事も、必要以上にはし過ぎない。肉体的・精神的「疲労」は免疫を低下させる。

 

・心を平安に保つようにこころがける。不安や恐怖は緊張を強いて疲労させ、結果的に免疫を長期的なタイムラインで悪化させる。

 

これらの実践については、「根拠」などを提示するよりも、実践して効果を実感して頂いた方が早道なので、出来る部分をやってみてください。

 

お金もさしてかからないので、上記は大変お勧め。

 

ただ、当然「万能」ではありえないので、感染しないための可能な対策は当然の「前提」としてのことだ。

 

最後の「心の平安」について、特に信仰上の観点から記したい。

 

「信仰と健康は無関係」ではない。それは、「信じたら病気が治りました」という「奇跡」に関わる部分ばかりではない。

 

もっとベーシックなところで関係していると言える。

 

「心の平安」もしくは「ストレスに対する耐性」、「困難や予測できない状況における落ち着き」などは、すべて「免疫機構」に重大で長期的な影響を及ぼす。

 

破壊的・自己中心的な考えで、不安や恐怖を抱えながら毎日すごし続けていれば、免疫の高まりなどありようはずもない。

 

「心の平安」がないことは、「悪しき精神的習慣」にも、「悪しき生活習慣」にも結び付くからだ。

 

ストレス解消や快楽を得るために「夜遊び」や過食、過飲などを繰り返していて、なお健康でいることなど不可能だ。

 

「快楽中心」の人生観・価値観が、コロナウイルスのパンデミックにより、大いに問いに付されるという事態になっているのは、私たちが生き方の「方向転換」するための機会とも、別の側面では言えるのではないか。

 

「心の平安」が確固としていればいるほど、身体や精神の「方向性」と「健全性」は安定し、結果として免疫も高まっていく。

 

世界中がウイルスの脅威におびえているときこそ、「自分はなんのために生きているのか」、

 

「自分はこれから、なにをして生きていくのか」また「なぜ自分は生きてくることができたのか」など、人生全体のビジョンを黙想したい。

 

同時に、改めて「三位一体の神への信仰」を再考し、立ち返ることで、「キリストがくださる魂の平安」から自らの在り方をリスタートしていくことを志したい。

 

「三位一体の神への信仰」以上に、全生涯にわたる「心の平安」にとって有益・有効なものは、この世界には存在していないと私は思う。

 

どのように身体的・精神的に対策を整えても、「心の平安」がないなら、長期的には免疫力もまた「いつ低下するかわからない爆弾」を抱えたままなのだ。


齋藤真行牧師の説教・牧会チャンネル

https://www.youtube.com/@user-bb1is6oq4x/featured

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